「妊娠37週で帝王切開」が目標
帝王切開の時期は、早すぎれば赤ちゃんが早産になりますし、遅すぎれば陣痛が来てしまうかもしれません。ですから、妊娠37週という正期産ゾーンの入り口まで事なきを得るようにし、そこで帝王切開出産をするのが最良のシナリオということになります。
ただし、前置胎盤の帝王切開は他の一般の帝王切開に較べ、出血が増えることがあります。ハイリスク出産で万全を期して臨まなければならない前置胎盤ですが、産婦人科学の進歩により、今日ではほとんどの方が無事出産されています。
★紀子様も予定通りに順調に手術を終えられ、本当によかったです!(2006/9/6)
参考文献 『妊娠・出産ケアガイド-安全で有効な産科管理』(医学書院)
【ご協力いただいた先生】
湘南鎌倉総合病院 井上裕美先生
河合は、湘南鎌倉病院の井上裕美先生 & 現在あるいは過去にここに勤務していた助産師さんたちと、妊娠中の素朴で切実な疑問に答えるQ&A集を執筆中です。出版はまだ少し先になりますが、ご期待ください。
イラスト 平井さくら
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