目安は「一時間以内」
とはいえ、限界はどこにあるかというと一般的には「1時間以内で行ける距離」と言われています。30分以内くらいの距離で探す人が多いと思うのですが、もう少し足を伸ばしても、何とか常識の範囲内です。テレビの出産は急に「産まれる~!」と倒れたりしますが、あのようなお産はきわめて特殊といえます。分娩取り扱い停止が増え「近くには産める場所がない」という人も
遠くの産院へ産みに行く、ということは、実は産院をシビアに選ぶ人だけの問題ではなくなってきました。少子化の影響、医師の高齢化、そして大学病院の医師引き上げなどから分娩の取り扱いを停止する病院、産院が多いからです。陣痛が来たら、早目の入院が原則
どのような事情であれ、遠距離出産では、陣痛が来たら早めの移動を心がけることは原則です。陣痛の時、本当はできるだけ長く自宅にいた方がリラックスできていいのですが、それはこの場合にはできません。でも逆にそれさえできれば、1時間の通院距離でお産に間に合わないということは、そうないものです。◆実際に遠距離出産をした方のお話を聞きながら、もう少し詳しく考えてみましょう。
遠距離出産の実際-Aさんの体験談から考える
ひとりめは自宅と職場からのアクセスで駅前の病院を決めたのに、2人目は突然交通の便が悪いところへ産みに行ったAさん。お話を聞いてみましょう。