中央が岡本正子さん。ご自宅のキッチンで、地域の食育グループで活躍中のお母さんたちと。 |
岡本正子さん(管理栄養士)は、都内の助産院などで妊婦さんを対象にお料理講習会を開いてきた「妊婦の食卓の味方」です。今春は『自然なお産献立ブック』という、簡単にパパッと作れる自然食の本も出版されました。
ご自宅で、お話と「とっておきのおすすめレシピ」をうかがってきました。
岡本さんの献立はご飯を中心にした和食ですね。昔から和食党ですか?
子供の頃から、ともかく「ご飯とお味噌汁」なんです。それが身体にとっていいとかそういうことを知識として知ったのはずっとあとのことで。私は、良いことが動物的にわかるような所があるんです(笑)。
今のママたち、頭で考えすぎているかな、って思いますね。だから苦しくなるんですね。。「これ、食べてもいいのかな、あれはどうかな‥‥」って。「自分の身体が欲しているもの」=「プラスになるもの」、という感覚になれれば、つらくないし、楽しいですよね。
そういう、自分でわかる身体を持つということが、食の基本だと思うんです。それで、わかる力、つまり「選択能力」を高めるには、妊娠中や授乳中ってとてもいい時期じゃないかと思うんです。やはり健康ということに敏感になるでしょう?