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手洗いの基本!感染予防認定医師がレクチャー

感染予防認定医師が手洗いの基本を解説します。家族の誰かがインフルエンザなど感染する病気にかかってしまったとき、本当に有効な予防法とは?実は、水道水で正しく手を洗えば、菌の数は劇的に減らすことが出来るのです。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

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菌やウイルスは手洗いにより「落っこちる」のです。  

家族に感染症が出た時、妊娠中だったり赤ちゃんがいたりすれば何とか拡大を最小限に抑えたいですね。産婦人科医で感染予防の認定医でもある小島俊行先生に、プロの感染予防術を伝授して頂きました。すると意外や意外‥‥

「水で流せばいいんです、それが一番」(小島先生)。

エッ!水でいいんですか?その理由とは?


 

病気の感染経路は3つ 「空気」「飛沫」「接触」

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お話しいただいた小島俊行先生  

感染症がうつる道筋は大きく分けて「空気」「飛沫」「接触」で、いずれになるかは病気によって違います。でも、空気感染や飛沫感染をする病気でも、咳をする時に口をおさえたりすれば、手には菌がつきますね。

そして手は、ドアノブ、椅子など部屋中のいろいろなものをさわってどんどん菌を広げていきます。ですから、感染予防は、基本的に、まず「手洗い」ありき、なのです。


 

ともかく、まめに手を洗う

手洗いでは、菌を「殺す」と言うより「落とす」と言った方が正しいですね。人間の皮膚はとても強くて、傷でもなければ、菌は体内に入れません。だからウイルスでも細菌でも、大部分は皮膚の表面についているだけです。こすれば、それらは浮いてきますので、流水で流せます。

手についている菌の数を調査すると、大部分が水で落ちてしまうことがわかっています。菌の数はゼロになるわけではありませんが、体内に入る菌の数が少なければ発病しません。

ただし、大事なのは、菌に接触するたびにこまめに洗うことです。医療者は、たくさんの患者さんを扱うからというのもありますが、1時間に何十回も洗うことがあります。家庭でも「1回鼻をふいたら1回洗う」という感じで、何かするたびに、すぐ洗いましょう。

>>それでは石けんは 何のためにあるのでしょうか?

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