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現在高血圧症の人が、若いときに妊娠中毒症だった率は高い。(平成6年度厚生省心身障害研究より)

妊娠中の身体は「10年後の自分」?! 


妊娠中毒症は妊娠によって起きる病気なので、たいていは、赤ちゃんが生まれることで治ってしまいます。でも、そこで「もう、これでこの病気とはきれいさっぱりおさらばだわ」と思うのは、ちょっと待って!もしもあなたが妊娠中毒症をかかえながら妊娠生活を送った人だったら、それは、ずっと覚えておくべきことなのです。

実は、妊娠中に高血圧になった人(つまり、妊娠中毒症になった人)は、出産後に治っても、中高年になって高血圧症が出る確率が高いことがわかっています。「妊娠は、自分の10年後の姿を見せてくれる」と中林先生は言います。

妊娠中は、いつもより身体に負担がかかるため、高齢化に似た現象が起きています。それで、血管や心臓に負担がかかりやすい人は高血圧になるし、糖代謝が弱い人は糖尿病のようになります。その人の弱い部分に、中高年に多い病気のような症状が現れるのです。

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現在、血圧が正常な人では、妊娠中毒症の経験者が大きく減る。

マークしたい病気がわかるのは、幸運 


一瞬がっかりするような話ですが、発想を変えてみましょう。これは、自分が高齢化したときなりやすい病気を、教えてもらったようなものですね。

つまり、妊娠中毒症になった人は、その後の人生で予防を心がければ、高齢になって高血圧症になる可能性を低くすることが出来るのです。

>>次は妊娠中毒症を経験した人の 注意点をご紹介します>>