一石三鳥!BPAフリー生活
もちろん、BPAも、それが検出されるからといって粉ミルクにした方がいい、という根拠はどこにもありません。粉ミルクの原料である牛乳を出している牛だって、私たちと同じこの汚れた地球に住んでいます。BPAを摂るリスクがあっても、母乳を飲まないリスクの方がずっと大きいと考えられます。
だから立岡さんは、「母乳を安心して飲ませてほしいからこそ、BPAの避け方を知って欲しい」と思っています。「知れば確実に摂取量を減らせるし、食生活もよくなるし、ゴミまで減っちゃいます」
BPAをとらない生活は、いろいろな意味で子育てをする人向き。赤ちゃんが生きていく未来により元気な地球を残すためにも、できるところからBPAフリーを目指しませんか。
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母乳
◆この記事は、立岡さんの論文「Maternal exposure to BPA leaching from beverage and food containers and its lactational transfer」(2002年 財団法人昭和シェル石油環境助成研究)とご本人のお話しをもとに構成しました。
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平成9~11年度厚生科学研究「母乳中のダイオキシン類濃度等に関する調査研究」の総括について
BPAと同じ環境ホルモンのダイオキシンが母乳育児への不安をかき立てた時、厚生労働省が母乳をやめる必要はない」としたレポートです。