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ロフテー枕工房に教わる「枕のお手入れ術」(2ページ目)

枕と一口にいってもさまざまな素材があり、お手入れ方法も違います。今回はロフテー株式会社快眠スタジオを訪ね、睡眠改善インストラクターの折原さんに枕のお手入れ術について伺いました。自分の枕のお手入れ方法をたしかめて、よりよい快眠生活を手に入れましょう。

毎田 祥子

執筆者:毎田 祥子

家事ガイド


枕のお手入れ

枕の素材色々

ロフテー枕工房に展示されていた枕の素材。一番左が羽根で一番右がウレタン。

毎晩使う枕ですから「毎日お手入れしなくてはいけない?」と気にする人もいます。その点について折原さんに伺うと、「干したり洗濯したりといったお手入れは毎日する必要はありません。気になる方は、朝起きたら枕をベッドの柵などに立てかけて枕の下の方に溜まりがちな湿気を逃がしてあげてください。また、たまにでよいので枕の表裏を変えるとよいです。枕の片面ばかりがへたってしまうのを防いで長持ちさせられます」とのことでした。ポイントをまとめると下のようになります。

【毎日】ベッドの柵などに枕を立てかけて、湿気が裏面に溜まるのを防ぐ
【週1度~時々】干す。日向か日陰かは素材によって違う
【適宜】枕を裏返して両面を使うようにする・洗濯する(洗える枕のみ)


洗濯できない素材のお手入れ

次に、素材別のお手入れ方法を教えていただきました。
■羽根(フェザー)、羽毛(ダウン)
週に一度は陰干しを。干した後、両側から軽く叩いて中の羽根をほぐす。羽根(フェザー)は、お薦めではないが洗濯できなくもない。洗濯をするなら、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使って手押し洗い後、完全に乾くまで自然乾燥(3日前後を目安)。(パークロルエチレンを含む洗剤は油脂がとんで劣化の原因になるので絶対に使わないこと)

■ウレタン
吸湿性はほとんどないが、ついた湿気やカビ対策のため週に一度は陰干しを。熱に弱いので、ふとん乾燥機は使わないこと。

■そばがら
放湿性にやや劣り湿気を含みやすいので、頻繁に日向で干して乾燥した状態を保つこと。湿気を多く含んだままだとカビやダニが寄ってくる原因になりやすい。

■絹(シルク)わた
吸湿性がよいがへたりやすいので、時々陰干しをし、干した後に両側から軽くたたいて中の絹わたをほぐす。

このように、洗えない素材は「干す」ことが大切なのですね。気をつけて、忘れずにメインテナンスしてあげましょう。次は、洗濯できる素材のお手入れ方法や洗濯方法、枕の買換えの目安について伺った内容をまとめました >>

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