壁面収納とウォークインクローゼット(WIC)の組み合わせ
ベッドサイドにドレッサーを置いた配置もできる
収納スタイルとしては、WICに人気がありますが、そもそもWICというのは、そこで着替えができることで、収納スペースとしての機能を果たすというものです。ところが殆どのWICは、その中で人ひとり立つのが精いっぱいというのが現状です。
一方で壁面収納というのは、寝室内の壁を使うため、スペースが節約できます。また、ベッドと収納との動線が短いので、室内でスピーディに着替えができるのがメリットです。この壁面収納とWICをつくることで十分な収納量がとれて、快適な睡眠環境が得られます。
収納を使い分けて機能的に
床から天井までを収納スペースとしてフル活用
この壁面収納内の上部の棚を使えば、羽毛布団や毛布などが収納できます。2つに分かれたクローゼットの使い方として、夫婦で分け合ったり、洋服と寝具で分けてもいいでしょう。その用途によって、片方は可動棚だけの構成にすることで対応できます。
WIC内には、奥行きの違う収納を設けます。一つはクローゼットと同じ収納で、浅い方は棚にして小物や書籍など、所有品の特性に合わせて使い分けます。着用頻度の低い服を収納するのであれば、奥行きが浅くても取り付けのできるスライドハンガーを設置してもいいでしょう。
寝室のイメージとしては、ホテルの客室がモデルになることがよくあります。但し、日本の住宅では、寝室にバスルームを併設する習慣がありません。その代わりに、寝室で使うモノは全て寝室内にしまえるという収納スペースを、しっかりと確保したいですね。
そんな日本ならではの、回転WICができる日も近いかもしれません。それよりも、自然と片づく形がいいという人には、ウォークスルーのクローゼットなら今すぐ実現できます。