【メリット1】職住近接で仕事と家庭のバランスがとりやすい
職住近接で、仕事も子育ても
もちろん、3歳までの子を養育する親が希望した場合、企業は時短勤務とする義務があります。しかしながら、時短勤務のしわ寄せは自分自身に来たり、その周囲で働くひとに来たりで、育児休暇からの復帰後に厳しい立場に置かれ、悩むワーキングマザーも少なくありません。その意識を変えていかないと少子化の波は止まりませんが、不景気となると企業の中でも、周囲もなかなかそのあたりの理解が難しいというのが現状といえるでしょう。
時短勤務で自分の仕事の幅を狭めてしまうのがイヤ、という人ももちろんいるでしょう。職住近接なら、工夫次第では時短勤務にしなくても、仕事も定時までこなし、家族との時間も確保することが可能になります。
実際に私自身、朝の9時過ぎから夜19時まで週5日の勤務ですが、通勤時間が片道30分だからこそ、この勤務形態が維持できているのだと思います。もちろん19時でも、周囲の人よりは退社時間がかなり早いのですが、帰宅途中や帰宅してからのメール対応やスケジュール調整など、スマートフォンなどのデバイスの発達で非常に対応しやすくなり、会議などが行われる18時までは会社にいる必要がありますが、それ以降でも十分仕事の対応ができるようになりました。パソコンに向かわなくても、子どもを寝かしつけながらでも使えるスマートフォンやipadなどの新デバイスは、子育てママのツールとして非常に有効です。
職住近接とビジネスツールの二本立てで、働く自分自身の幅が広がることが、なんといっても最大のメリットといえるのではないでしょうか。
次ページでは、他のメリットについて触れたいと思います。