出産適齢期は今や30代?
30代での出産が増えています。
今では、出産する人の55%は30代。20代の41%よりも30代の方が多くなっています(国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集2009より)。この傾向は都市部ほど高く、東京都では30代の出生数が20代の約2倍で、40代の出産も急増しているとか(東京都の人口動態統計年報より)。著名な女子プロレスラーのみならず、頑張って産んでいるアラフォー女性は多いのです。
医療技術も進んだ現在、精神的な面では、ある程度の仕事や人生の経験のある人が、結婚し子どもを産むことのメリットは大きいと思います。ただし、しっかり考えてほしいのが家計のやりくりです。
シングルもDINKSもまずは貯金しよう
結婚して子どものいる同世代に比べると、20代後半や30代のシングル、 DINKSは経済的に余裕があります。その分を、つい楽しみのために使ってしまいがちです。もちろん楽しむのは悪いことではないし、若い時期に様々な経験をすることは大事です。それでも、あえて断言します! シングルなら収入の1割から5割(暮らし方に応じて、実家にいるなら収入の半分は貯金できる!)、DINKSなら片方のお給料分をまるまる貯金しよう!!出会って3ヶ月、36歳で結婚が決まった、思いがけず39歳で妊娠した、4人目が生まれた、40歳過ぎて結婚した、40代で不妊治療中……などガイドの知り合いには高齢結婚、高齢出産、子どもが3~4人、不妊治療中の知り合いが結構います。
まだまだ何が起こるかわからないのです。そんなとき、頼りになるのは、まとまった金額の貯金です。寿命が伸びて、30代~40代は人生まっさかり、新しい出会いも出来事もありますし、自ら挑戦したいことも出てくるでしょう。
家を買いたいとか、子どもの教育費とか、そもそも目標がないと、貯金にはなかなか身がはいらないものですが、お金が貯まってからでも、使う目的はいくらでも出てきます。シングルで生きる、転職や仕事のキャリアアップを目指す場合も、お金があれば選択肢が広がります。
自分が稼いだお金を有意義に活用するためにこそ、余裕がある時期に、しっかりお金を貯めておくのです。
また、遅咲きさんをおどすわけではありませんが、出産が遅いと、次のようなことが予想されます。遅咲きさんを襲うであろう将来のピンチについて次ページで説明します。