和風住宅を含めた様々な施工実績
三井ホームのデザイン性の高さを物語る商品「ラ・ロトンダ」の構造躯体。通常円形の建築物を造るのは大変難しいが、それを実現した
また、ツーバイフォー工法による大型建築物を建てる技術も以前から有しています。近年は、防火技術や建築上の技術の向上で大型の建築物が可能となっており、介護福祉施設などの施工実績もあります。このほか、医院や賃貸住宅、そしてそれらの併用住宅などの実績も。とくに、外国人向け賃貸住宅では強みがある会社です。
さて、三井ホームの1棟あたりの平均単価は3350万円(2009年度)と、ハウスメーカーの中でもかなり高額。これは前述した建築家やコーディネーターを起用して、じっくりと住宅づくりを行うスタイルに由来しています。
若い世代にうれしい値頃感のある商品も用意
今年9月にオープンした新生「柏の葉アーバンデザインセンター」の施工途中の様子。三井ホームの大型建築物の技術が導入されたツーバイフォー建物
このうち「バーリオ」は自由設計でありながら、ある程度、選択の幅を絞り込んだ商品です。9つの外観デザインに加え、敷地形状に合わせた120プランが用意されたセミオーダータイプ。「VARIO.net」という専用サイトで、大まかな設計や見積もりを取れるシステムが構築されています。
もう一つの「マイレーヴ」は、プランやエクステリア、インテリアなどより絞り込まれた企画型。例えば、「バーリオ」 の場合ですと、延べ床面積120平方メートル程度の建物で2000万円程度。「マイレーヴ」の場合は、より値頃感のある価格設定になっているようです。