新築供給は一段落、
中古は数も豊富でお手頃な物件も
清澄通り沿いのマンション。比較的新しい、コンパクトな建物が多く、間取りはシングル向きが中心
まず、新築マンションですが、ここ数年両国駅周辺で多かったシングル向きの供給は一段落していますが、それでも断続的に供給は続いており、価格は40平米前後で3000万円ちょっとというところ。ファミリータイプは駅周辺にはあまり見られず、多少あるとすると、両国駅からは歩いて10分ほど、江東区新大橋辺りが目につくところ。新築だけでなく、築数年以内の物件も多いので探しやすいエリアですが、区は江東区になりますのでその点は注意が必要。都営新宿線森下駅も利用できるエリアです。予算は広さにもよりますが4000万円以上は見ておいたほうが良いかもしれません。
駅周辺、通り沿いから少し入ると古い建物も残されている。写真はいかにもこの街らしい、横綱横丁なる飲食店街。こういうエリアがある点も単身者に人気
古い街だけに中古マンションの供給もあり、築30年前後ともなると価格的にもかなりお手頃。築30年前後、専有面積65~75平米で目安は3500万円程度です。築年数の浅い単身者用の部屋であれば、40平米前後で2000万円~、50平米前後で3000万円~というところ。50平米台の部屋であればカップルで購入も考えられます。また、一戸建ては新築、中古とも非常に数が少ない状況です。
街中ではところどころにデベロッパーの管理地という看板を見かけた。今後、まだまだ変化していくということだろう
賃貸はワンルームマンションが8万円~、2DKマンションが10万円~、3DKで14万円~というところ。建替えが進んでいるエリアのため、アパートはあまり残されておらず、その分、賃料はやや高めです。
国技館通りで行われるイベントには地元の相撲部屋も参加、部屋自慢のちゃんこを売ったりする
歴史のある街ながら、両国は街紹介のホームページやガイドマップ、イベントなどが充実しており、新しい試みにチャンレジする人も多い街。こうした活動は、自分の街が好き!という人が多いという意味でもあり、そうした街はきっと住みやすいはず。私はそう思います。