照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

夜のエクステリアを演出するボラード器具(2ページ目)

屋外用照明器具で、車止めとして使用されるボラードと似たような形状のものを、一般にボラード器具といいます。住宅の庭やアプローチなどの外構照明としても重要な器具です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

屋外器具で大切なIPとは? 

図1.リニアフレネルレンズ

図1.リニアフレネルレンズ

コップ型器具で、透明ガラスの円筒部がリニアフレネルレンズ(図1)になっているタイプは、中にクリア電球を入れると、光が図のように屈折しながら平行光線が得られます。それはまるで海上を照らす灯台の投光器のように、遠方まで光を届ける効果が期待されます。

一方で、お椀型の器具は、通常視点では輝いている部分が見えないため、近距離からの視点では目に優しいです。下方向に光が集まっているため、花壇の照明として使えば、花が美しく輝いて見せる効果があります。また、連続して配灯することで、例えば玄関までのアプローチや階段の様な段差がある場合は足元を安全に照らしてくれます。

写真4.連続配灯されたお椀型ボラード器具

写真4.連続配灯されたお椀型ボラード器具

ボラード器具を等間隔で連続配灯する場合、一般に器具の高さに対して、その3~10倍のピッチが望まれます。例えば60cmの高さを持つ器具であれば、1.8~6mピッチが奨められますが、灯具のデザインと周辺環境、照明予算などによって具体的なピッチが決められます。例えば灯具のデザインでいえば、お椀型よりコップ型のほうが、器具ピッチを離しても見栄えがします。(写真4)

なおボラード器具を購入する場合、防塵性と防水性の国際基準であるIP45からIP65くらいの器具を選ぶことが奨められています。このIPの意味ですが、International Protection の略語で、左側の数値が防塵性のレベルを表します。レベル4は直径1mm以上の固形物の侵入を防ぎます。6が最高値で粉塵が器具内部に侵入しません。

また右側の数値は防水性レベルを表し、例えば一般の防雨型器具で3、水中に没して使う水中器具が8のレベルが要求されています。したがって5はかなり良い防水性を意味します。

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