マネープラン/独身のうちに考えておきたいマネープラン

若いうちに考えるべき、お金のこと・人生のこと

20代から老後の心配をしている人が少なくありません。今の社会状況では、それも無理はないけれど、若い時は他に優先してやるべきことがあるはず。「人生とマネープラン」をどう考えるべきか、解説します。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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未来が楽しみでなければ、「今」も楽しくない!
20代のうちから、老後を心配している人が少なくないようです。

雇用への不安、将来の年金に対する不安などを考えると、心配は当然です。しかし、30代や40代のことを考えずに、いきなり老後を考えてもダメ。20代のうちは「老後のための貯蓄」より他に、もっと大事なやるべきことがあるはずなんです。

基本です。20代で考えるべき大事なことは何かを、紹介します。

INDEX
■20代で老後の心配をするな……P1
■若い今、やるべきこと……P2


マイナスイメージを描くな

まず、40年くらい先の「老後」について、あれこれ考えること自体はいいことです。でもその時に、「年金が少なく、貯蓄も足りず、食べ物に困り、洗いざらした服を着て家に閉じこもって暮らしているのではないか」といった、後ろ向きの発想はやめましょう。「ゴルフ場で会うリタイア世代の人たちは、みんな元気でおしゃれでかっこいいな」「夫婦で美術館に行ったり、旅行に行ったり。そういう夫婦でありたいな」など、「憧れの老後」を想像してください。

マイナスイメージから出発すると、多くの場合「不安だから、なるべくお金を使わずに貯めておこう」と、消極的な節約の方向に向かってしまいがちです。

こうなりたいというプラスイメージから出発すると「そうなるためには、どうしたらいいか」と、今後の自分の行動について、計画的に戦略的に発想が広がっていきます。収入を上げるにはどうしたらいいか。転職を成功させるにはどうしたらいいか。また、結婚は何歳くらいでして、何歳くらいで子どもが出来、子どもが巣立って夫婦の自由な時間が手に入るのは何歳くらいか(これらは計画通りに進まなくてもガッカリしないようにしてくださいね)など、自分の人生設計へと考えが広がっていきます。

プラスイメージからスタートすると、前向きで楽しい未来に向かえるのです。

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