抱っこ紐・おんぶ紐/人気・おすすめ抱っこ紐

抱っこ紐、おんぶ紐の選び方(3ページ目)

抱っこやおんぶをするためのグッズについて、その種類と選び方を解説します。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

荷重分散タイプ

アウトドアのバッグをヒントにした分厚い肩パッドのものが流行中【画像提供<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/B002NGMXR2/allabout-22" target="_blank">Amazon</a>】

アウトドアのバッグをヒントにした分厚い肩パッドのものが流行中【画像提供Amazon

ここ数年、流行しているのはパッド入りの幅広い肩ベルトを採用した「荷重分散タイプ」。

「エルゴシリーズ」「ベコ バタフライ2」「マンジュカ」などがこれにあたります。赤ちゃん(子供)の体重をいかに分散して抱っこできるかを最優先して設計されているため、長時間の使用や2~3歳頃に使っても負担が少ないのが大きな魅力。また、華やかで幅広いデザインを取り揃えているものが多いのも、人気の秘密です。

付属のインサートや別売りのオプションを使用したり、またオプションなしでも新生児から使えるモデルもあります。しかし、海外ブランドの場合は新生児の体格も大きめに設計されており、新生児=3.5kg以上が対象だったり、赤ちゃんの体型によっては首がしっかり支えられない、身体全体がだぶついてしまうといった可能性もあります。さらに前述の通り新生児の縦抱きについては賛否あるため、出産直後から使う場合はそれらをふまえた上で購入することをおすすめします。なお、首がすわっていない時期はどんなタイプのベビーキャリアでも、おんぶはできません。

荷重分散の方法には、肩ベルトや腰ベルトの幅を広くしてパッドを入れるほか、ベルトとベルトの縫い合わせ角度や、左右の肩ベルトをつなぐバックルの位置などに各社工夫が見られます。ただ、これも抱っこする人と抱っこされる子の体型によっては合わない、調整しにくいということもあります。座面の設計、背負い方によって足の一部に体重が集中して赤くなる、背あての部分が浅くて月齢が高い子や身長の高い子は反り返ってバランスを崩すという声も聞かれました。とくに抱っこする人の痛みにつながりやすいのは、身長や体重よりもむしろ、抱っこする人の肩幅と形(なで肩、いかり肩など)のようです。この相性ばかりは実際につけてみないとなんともいえません。「抱いたときの楽さ」で購入を検討している人は、ぜひ試着、試用をしてからの購入をおすすめします。

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