株式会社ユーグレナのビジネススタンスを学ぶ
これまではユーグレナ(和名:ミドリムシ)について話を進めてきましたが、今回は「株式会社ユーグレナ」に着目してみようと思います。実は、現在いろいろな分野からのオファーが来て、嬉しい悲鳴をあげている株式会社ユーグレナ。このご時世でも、なぜ株式会社ユーグレナにはオファーが殺到するのか。その理由を探ってみましょう。世界で唯一という高すぎる価値
これまで何度となくお伝えしていますが、株式会社ユーグレナの強みは、なんといっても「No1」と「Only1」の両方を手にしているという点です。ユーグレナを屋外大量培養できるのが世界でもここだけ。これほどの強みはそうありません。もう1つは、ビジネスの視点です。現在、強烈な円高などで、経済が混乱気味ですが、そんな中でも自分の健康・美容に関してはお金をかける人は存在しています。
しかも、お金をかける部分とかけない部分に厳しい線引きをしていて、
「これはいい!」と思ったものにはけっこうな額のお金をかけることもざら。たとえば、12万円の高級美容クリームが売れているのも、その典型でしょう。同じように、そういった一定の価値観を持った人たちに刺さるのが「ユーグレナ」なのだと思うのです。
さらに、地球温暖化という点でも時代にマッチしています。世界的にどうやったら二酸化炭素を削減できるのかを考えている中で、ユーグレナの能力は非常に興味深い。
こういった複数のプラス要因が重なったために、株式会社ユーグレナにはオファーが絶えないのではないでしょうか。
商品をとても大切に思う社長の存在
ユーグレナをまるで自分の娘のように思っている出雲さんならではかもしれませんが、ビジネス上でもユーグレナをとても大事にしていることがわかりました。私が「ユーグレナを子供のように思っているそうですね」と投げかけると…。
ユーグレナを自分の娘のように思う出雲さん。
株式会社ユーグレナのビジネススタンスとしては、あくまでユーグレナへの思いとか理解度が重要になってくるのです。だから、人間の健康のため、地球の健康のためにユーグレナを使うという意識があるのであれば、出雲さんたちも納得ができるのでしょう。
でも、一方で戦争などの軍事のために使われるのであれば、そもそも出雲さんの理念とは一致しませんし、むしろ間逆です。だから、そういう場合にはビジネス上のお付き合いは成立しない可能性もあるし、株式会社ユーグレナの視野には入っていないのかもしれません。
高い志があるんですね。
とポロっともらしたところ、出雲さんはこう言いました。
「みなさん、志は高いと思います。それがどこを向いているかが違うだけで、私は人間と地球の健康に向いているだけなんですよ。」