スイス旅行~プラニングのコツ
山岳リゾート地ではのんびり滞在したいもの。その日の天気に応じて予定を組みたい
山岳リゾートでは少なくとも3泊を確保
山岳リゾート地ではのんびり滞在したいもの。その日の天気に応じて予定を組みたい
リゾートでは数日間くらいはのんびりと過ごすもの。ハワイやグアムに1泊だけして帰る人はほとんどいないことを考えれば、スイスの山岳リゾートでもゆっくり滞在するのも当然と頷けます。
ヨーロッパの人たちのように同じ場所に一週間は無理にしても、少なくとも3泊は確保したいもの。3泊できれば、1泊や2泊の場合と比べて移動の無駄も少なくなり、滞在地での行動範囲もぐっと広がります。
マッターホルンやユングフラウといった有名な山は、一年中毎日必ず見えるわけではありません。滞在日数が短いと、たまたまお天気が悪い日に当たった場合、せっかくの名峰も霧の中に隠れたままということも……。ですが、3泊すれば、そのリゾートに到着する日と出発する日を含め、足かけ4日間山を見るチャンスがあります。ガイドの経験上、例えお天気が優れない時期でも、4日間あればどこかでお目当ての山を目にすることができるもの。これが1泊や2泊だと、山が見えるかどうかは本当に運次第になってしまいます。
同じホテルに連泊すれば、荷物のパッキングやホテル~駅間の運搬など、無駄な時間が省けるというメリットも出てきます。
移動は観光を兼ねた絶景ルートを活用。
氷河特急は部分乗車も検討
スイスを横断する2本の絶景ルート(緑色=ゴールデンパスライン 赤色=氷河特急)
グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)や、ゴールデンパスラインはその代表格。例えばジュネーブからインターラーケンに移動する場合、ベルン経由が最短ルートになりますが、より景色の良いモントルーからゴールデンパスラインのルートがおすすめ。
ゴールデンパスラインを進むパノラマ車両 (C) Golden Pass Services
氷河特急など、車内で昼食を楽しめる列車もあります。これなら移動+観光+食事を兼ねることができ、一石三鳥ですね。
サンモリッツからツェルマットまで結ぶグレッシャー・エクスプレス(氷河特急)。全線乗れば約8時間と移動だけでほぼ一日かかります。氷河特急は外せないけれども日程に余裕がない……という場合は、部分乗車も検討しましょう。
例えばクールからツェルマットなら約6時間。チューリヒを朝出発すれば、氷河特急を使ってその日の夕刻にはツェルマットに到着できます。途中のアンデルマットで下車すれば、夏季のみ運行の峠越えのバスを利用してマイリンゲン経由、ユンググラウ地方に向かうことも可能です。
スイスの絶景ルートの詳細は、スイス政府観光局のサイトでご覧ください。