BEST1 注目・興味津々の時の耳
生粋のハンターである猫は気になるものを見つけると、瞬間動きを止めて気になるものの正体を見極めようとします。この時かすかな音でも感じ取れるように、耳を立て大きく開き、耳をそのものに向け距離を計ります。どこから音が出ているのかなども探せる猫の耳は、とても感度の良いアンテナです。注目!なんか動いてるぞ!
BEST2 不安・警戒の時の耳
不安を感じた猫は耳を真横や後ろに倒し、首をすくめ、できるだけ身体全体を低く小さくします。隠れる場所があれば猫は一目散にそこに逃げ込み、耳を頭につけることで相手から見えないようにします。この時は瞳孔も開き、何となく情けない表情になってしまいます。ここにいることは、見なかったことにしてください~~
BEST3 威嚇の時の耳
威嚇するときも同じように耳を後ろに倒しますが、身体を大きく見えるようにふくらませ相手に脅威を与えようとします。ヒゲを前に倒し、口吻をふくらませ眉間にしわを寄せ、顔も強面に見せます。耳を後ろに寝かせるのは、ケンカになって飛びかかられたときに、食いつかれるのを防ぐためではないかと考えられます。耳を攻撃されないように、後ろに倒します
BEST4 気持ちいい時の耳
一番気持ちがよい部分を撫でられると、途端に猫の耳は力を抜き、柔らかくとろけたような表情に変わります。耳は前に倒れたり、斜めになったりして一番気持ちのよい部分を撫でてもらいやすく動きます。あ~そこそこ。気持ちいいです
BEST5 欲しい!ちょうだい!の時の耳
猫じゃらしで遊んでいるとき、ご飯の用意ができたときなど、猫は耳をピンと立てて「欲しい!」という表情をみせます。獲物を狙うときは、耳の先が少し動くことがありますが、「ちょうだい!」の時は、ただひたすら集中することが多いようです。それ!ボクのです!ください!
アメリカンカールやスコティシュ・フォールドのような耳の形が固定されている猫の耳は、普通の立ち耳の猫に比べると変化が少なく、感情を読み取るのが難しいです。いろいろな形に変化する猫の耳から、猫のシグナルを読み取れるようになりましょう。