江ノ島:江ノ電沿線最大のマンションエリア、
シービューを売りにした物件も多数
湘南モノレールの湘南江の島駅から江ノ電の江ノ島駅の脇を抜け、江の島の入り口まで続くスバナ通り。土産物屋さんや旅館、レストランなどが並び、細い通りながら賑やか
湘南エリア屈指の観光地江の島。江ノ島駅の近くには湘南モノレールの湘南江の島駅があり、海の近くには小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅もあり、この3駅の間には旅館、土産物店、飲食店と並んでマンション、アパートなどが集まっています。
江島神社から駅方面を振り返ってみると海沿いにマンションが集中して並んでいるのがよく分かる
特に江の島入り口、国道134号沿いには高層のマンションが並び、江ノ電沿線中もっともマンションの多いエリアと言ってもよいほど。マンションはさらに国道134号沿いの片瀬海岸にも続いています。海岸沿いの眺めの良い場所は飲食店かマンションのいずれかになっているとも言えるほどで、江の島周辺で海の見える部屋に住みたい場合にはかなり予算が要りそうです。
外から眺めてみると傾斜地が多い島であることが分かる。眺望は良いだろうが、住むためにはそれなりの覚悟がいりそう
ちなみに江の島でも物件は出ています。土地あるいは一戸建てで土地だけなら150平米で2000万円台前半というところ。ただし、急傾斜地も多い島のことですから、宅地造成規制法や景観法(江の島特別景観形成地区)その他いろいろな規制があり、また、設備、資材などを手運びしなくてはいけないこともあって、住宅建設は割高につきます。駅からの距離なども考えると、江の島ではなく、江の島が見える中古マンションなどに住むことを考えるほうが現実的かもしれません。その場合のご予算は3000万円前後といったところ。海や花火の見え方、築年数などでかなり差が出ます。
駅近くの不動産会社の店頭。単身者向き、カップル向き物件では海から●分、■mなどといった表記が必ずといってよいほど入っている
海から内側に入ったエリアでも海への距離は大事なポイント。特に賃貸ではマリンスポーツをしようと移り住む人が多いせいか、広告では必ずと言って良いほど海からの距離、所要時間などが記載されているようです。
2010年にも国道134号沿いのマンションが即日完売した例があった。やはり、この眺望には根強い人気が集まる
賃料を見てみるとワンルームアパートで5~6万円から。海の見えるリゾートマンションになると、2LDK~3LDKといった広めの間取りが多くなり、賃料は10万円~10数万円が中心。もちろん、予算があるならば、さらにお高く、条件の良い物件もあります。
湘南白百合学園近くの住宅街。海辺の近くらしく松の木も多い。ほとんど人通りはなく、江の島の喧騒が嘘のよう
海から離れた住宅街は駅近くや海沿いとは異なり、静かなもの。緑の濃い一戸建てが目に付きました。特に小田急江ノ島線の内陸側(住所では片瀬海岸。ただし全域ではない)は、神奈川県の指定する鵠沼風致地区の一部となっており、きれいに碁盤の目状に区画されたエリアとなっており、落ち着いた佇まいです。
江の島のヨットハーバーから陸側を見たところ。サーフィン、釣り、ヨットと海の近くには楽しみが多い
立地の良さ、街並みの美しさなどもあり、片瀬海岸の土地価格は3.3平米あたり90万円~。海から離れた片瀬では80万円程度ですから、海近の景観にはかなりの価値があるということになります。
続いては海まで10分、
湘南海岸公園です。