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江ノ電全駅ガイド・鎌倉市内編(2ページ目)

江ノ電が全線開通したのは明治43年(1910年)11月。ちょうど100年前のことになります。当時39駅あった駅は現在15駅。地元に愛される路面電車各駅の街の様子、住宅事情を見て行きましょう。


和田塚:由比ガ浜大通りの裏手
静かな住宅街を抜けるとかつての別荘エリアに

住宅街の真ん中にぽつんとある和田塚駅。もちろん無人

住宅街の真ん中にぽつんとある和田塚駅。もちろん無人駅

さて、江ノ電は鎌倉駅から御成通りと平行に走り、やがて由比ガ浜大通りを渡って、今度は由比ガ浜大通りと平行するように住宅街の中を走ります。そして次の駅は和田塚。

 


角にある建物は昔銀行として使われていたというもの。建物の向こうが由比ガ浜大通り。手前の道を進むと和田塚駅に出る

角にある建物は昔銀行として使われていたというもの。建物の向こうが由比ガ浜大通り。手前の道を進むと和田塚駅に出る

ここは住宅街の中の駅で、駅前というものはありません。周辺の住宅は比較的規模の小さなものが多く、空き地になっているところもところどころ。中には遺跡調査が行われているところもあり、鎌倉という土地の歴史、特殊さを思い出させられます。

 

大手企業の寮、海の家なども多い由比ガ浜。そのためか、海に近づくにつれ、区画が大きくなる

大手企業の寮、海の家なども多い由比ガ浜。そのためか、海に近づくにつれ、区画が大きくなる

駅からしばらく海側に向かうとかつて別荘の多かったエリアに出ます。お隣由比ヶ浜駅とも等距離くらいの場所で、今も大企業の寮や海の家などといった建物がいくつも点在。ホテルなどもあってリゾートな雰囲気が漂う場所です。ここから先に向かうと海水浴場もある由比ヶ浜に出ます。

 


江ノ電の運行は多い時間帯でも1時間に5本。注意していれば踏み切りで無い場所を渡っても問題はないわけだ

江ノ電の運行は多い時間帯でも1時間に5本。注意していれば踏み切りで無い場所を渡っても問題はないわけだ

住宅事情は距離が離れていないこともあり、鎌倉とほぼ変わらず。古いアパートなどが目につきました。また、和田塚以遠、江ノ電を各戸、各物件の専用踏み切りで渡るような場所も増えてきます。ローカルな路線らしい、のんびりした風情です。

 

次はかつての別荘地の面影を残す、由比ヶ浜駅です。

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