スペイン/スペインの通貨・物価・予算・両替

スペインでの食費

スペインは食の宝庫。世界各国から食事を楽しみに、スペインを訪れる人が後を絶ちません。では、思う存分食を楽しむには、どれくらいの予算が必要なのでしょう?

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

スペインバルの予算

コーヒー一杯の値段でその店が高いか安いかは分かる

コーヒー一杯の値段でその店が高いか安いかは分かる

朝、コーヒーとクロワッサンなどをとったり、食事前の小腹が空いたときに、タパスやサンドイッチをつまんだり、軽めの昼食や夕食をとったりと、朝から晩まで活用できる便利なバル。南部や中央部の田舎町ほど安い傾向です。エスプレッソコーヒーは1~1.30ユーロくらい、カフェ・コン・レチェと呼ばれるカフェ・ラテなら、1.30~1.60くらいが目安。都会のお洒落なバルは、この目安より多少は高め。「パスタ」と呼ばれる菓子パン類は、種類にもよりますが1.20ユーロくらいでしょう。

タパスバルの予算

ドリンクを頼めばタパスがおまけで付いてくるお得な街も

ドリンクを頼めばタパスがおまけで付いてくるお得な街も

あまりお洒落とは言えない昔ながらのバルでタパスをつまむのと、ちょっと新しめのカジュアルなレストランでランチメニューを食べるのと、どちらが高くつくと思いますか? 意外かもしれませんが、レストランのランチメニューの方が安くつく場合がほとんど。

タパスバルはつまむものによって、値段は異なります。一番安いタパスはオリーブで、オリーブの実の種類にもよりますが、小皿1~2ユーロくらい。とはいえ、マドリードなどのバルではアルコール飲料を頼んだら、おつまみで付けてくれるところも多いです。他のタパスは、お店や料理によりますが、小皿で約3~7ユーロ。手の込んだ煮込み系のタパスなどは当然高くなります。

カジュアルなレストランの予算

かつては高級レストランの料理だった魚介レストランもカジュアルなものが増えている

かつては高級レストランの料理だった魚介レストランもカジュアルなものが増えている

カジュアルなレストランは、平日のランチメニューが断然お得! 前菜、メイン、デザート、パン、ドリンク付きで地方都市なら9~11ユーロくらい、大都市なら約10~13ユーロが相場です。一方で、土曜、日曜は0.50~1ユーロくらい高めに設定されています。

夜は、コースメニューがあるお店が多いですが、これはランチメニューのようなお得なコンセプトではありません。単品で頼むよりいろいろ楽しめるという点では便利ですが、ドリンクは含まれない場合がほとんど。店によって様々ですが、大体ドリンクなしで1人40~70ユーロ。

高級レストランの予算

高級レストランでの出費は日本より少なめ

高級レストランでの出費は日本より少なめ

高級レストランの食事はあまり値段の地域差がないようです。前菜、メイン、デザートで1人約80ユーロ、水とお手頃なワインを加えて100ユーロを少し越えるくらい。水も500ミリリットルで2.5ユーロくらいはするので、喉カラカラでお店に入らないほうが賢明でしょう。コースメニューは、80~150ユーロくらいと、お店によって様々です。高級レストランは、ランチメニューがないお店が多いので、昼も夜も価格は変わりません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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