CG・画像加工/主な画像編集の方法

レイヤーの種類と便利な使い方を覚えよう

合成作品を作る上で「選択範囲」と並んで不可欠な「レイヤー」とはどんなもので、使うとどのように便利なのでしょうか。今回はレイヤーの基本と主な種類について解説をします。

土屋 徳子

土屋 徳子

CG・画像加工 ガイド

漫画家としてデビューした後、コンピューターグラフィックに出会う。ソフトの解説書の執筆がきっかけでライターに。いろいろな画像編集ソフトの初心者向け書籍や画像加工のテクニックなどに関する執筆も多数。ライターおよびトレーナー、イラストレーターとしても活躍中。

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「合成」に不可欠な「レイヤー」

写真を使った合成作品を作るには、写真の一部分を切り取って、ほかの写真に貼り付けるというのが一般的です。

合成作品を作る上で、大切な項目が2つあります。1つは「写真の一部分をきれいに切り取る方法」で解説した、写真の一部分をきれいに切り取るための「選択範囲」を作る作業。そしてもう1つは、切り取った写真を「レイヤー」に貼り付ける作業です。

今回はこの「レイヤー」とはどんなものなのか、使うとどのように便利なのかについて解説をします。


レイヤーは透明なシートのようなもの

画像編集ソフトのメニューバーには、必ずといっていいほど「レイヤー」という項目が用意されています。

レイヤーとはそもそも「層」という意味ですが、レイヤー単体は基本的に目には見えない透明なシートのようなものです。そこに写真を貼り付けたり、レイヤーを重ねて絵を描いたり、文字を重ねたり、複数のレイヤーを重ねることで、1枚の画像として表示させるというものです。

下図のように1枚に見える絵も、実はこんなにたくさんのレイヤーに分かれています。

7つのレイヤーを重ねて1つの画像に見せている例

7つのレイヤーを重ねて1つの画像に見せている例



ではなぜレイヤーに分ける必要があるのでしょうか。次のページで解説します。

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