輸入住宅/輸入住宅

輸入住宅らしいアイテム -階段編-

輸入住宅らしいアイテムとして、今回取り上げるのは階段。曲線を描く階段や、凝ったアイアンワークの手すりなどは輸入住宅好きの人なら憧れのアイテムです。それぞれについて基礎知識を確認しておきましょう。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

輸入住宅では階段がひとつの見せ場になる

輸入住宅の場合、家の中に一歩足を踏み入れたとき、階段ホールのすばらしさに圧倒されることがあります。まるで、映画のセットのような豪華な階段は、その家の大きな見せ場となっています。輸入住宅以外では、こういった経験はあまり記憶がありません。このことは、それだけ輸入住宅では階段が重要な要素であることを示しているのですが、輸入住宅ってどんな住宅? でも説明したように、輸入住宅の洋式によっても、階段の形状や細部のデザインは大きく異なっているようです。

サーキュラー階段

アールを描くサーキュラー階段に憧れる人は多いもの

例えば、曲線を描いて上っていくサーキュラー階段は、輸入住宅の中でも北米スタイルの家ではよく見かけますが、北欧スタイルの家ではあまりないと思います。もし、サーキュラー階段を取り入れたいと考えるなら、自分が検討している会社のデザインの傾向を調べて、自分の希望に適した施工会社を選ぶ必要がありますね。

サーキュラー階段のほかには、直線階段、複数の短い直線階段を組み合わせたような折り返し階段や曲がり階段、らせん階段などがあります。

いくつかの要素で構成される憧れの階段

輸入住宅の階段が豪華に見えるのは、広さにカギがあるでしょう。

玄関ホールに階段が設けられた家の場合は、特にホールを広めに確保することが多いような気がします。4畳、5畳といった個室並みの広さをとっている家もあります。

また、階段ホールを吹抜けにしている家もよく見かけます。階段を玄関ホールやリビングに設置して吹抜けにすると、開放感たっぷりの空間になり、実際の面積以上の広さを感じることができます。もちろん、見せ場としての効果も大。さらに、吹抜けになった高い天井からシャンデリアを吊るせば、それはもう優雅な世界です。

次ページでは、階段のデザインや細部の仕上げについて見ていきましょう。

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