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輸入住宅らしいアイテム -階段編-(2ページ目)

輸入住宅らしいアイテムとして、今回取り上げるのは階段。曲線を描く階段や、凝ったアイアンワークの手すりなどは輸入住宅好きの人なら憧れのアイテムです。それぞれについて基礎知識を確認しておきましょう。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

仕上げで階段全体のイメージが変わる

直線階段やサーキュラー階段といって、階段の形状はもちろんのことですが、どんな素材を使うか、どのように仕上げるのかによっても、印象が大きく変わります。

踏面を好みの色に塗装し、蹴上げ部分を白くするケースもよく見かけます

踏面を好みの色に塗装し、蹴上げ部分を白くするケースもよく見かけます

住宅の階段として真っ先に思い浮かべるのは木製の階段ですね。輸入住宅でも、木製の階段は最も一般的。どんな種類の木(オーク材にするかヘム材にするのかといった選択)を使うのかの選択が可能な輸入住宅の会社もあるようです。ちなみに、オーク材のほうが高価になります。

また、どのように塗装するか、何色にするかといったことも、検討課題です。階段全体を木の質感をいかしたクリアな塗装で仕上げるのもひとつの方法ですが、踏み面は木の質感をいかし、蹴上げの部分だけ白く塗装した住宅もあります。

さらに、輸入住宅なら、階段全体または一部をカーペットで覆うという仕上げ方も。いかにも輸入住宅らしい雰囲気になりますね。

手すりにもいろいろなこだわりを

階段の手すりは、上り下りの際に手を添える笠木と、それを支える手すり子で構成されます。

階段にこだわるなら、笠木と手すり子をどうするかについてもよく考えたいもの。どんな素材にするかといったことから、同じ木製でもどんなデザインにするのか、どんな色に塗装するのかなど、検討すべきポイントはたくさんあります。モデルハウスや施工例を参考に自分のイメージを固めてきましょう。

アイアンの既製の部材もありますが、インテリアに合わせてオーダーする人も

アイアンの手すり子は既製の部材もありますが、インテリアに合わせてオーダーする人も

階段の笠木部分だけを木製にし、手すり子をアイアンにすることも、手すり全体をアイアンにすることもできます。また、アイアンといっても、どんな色(黒やゴールドなど)やデザイン(直線的なデザインか、アールデコ風のデザインかなど)のものを選ぶかによって、空間の雰囲気が変わるので、慎重な選択が必要です。

このほかにも、吹抜けになった空間にステンドグラスを採用したり、階段の手すりのアイアンを廊下に使うなど、凝った意匠も可能。

満足のいく家を完成させるには、自分の描いたイメージを実現してくれる会社に家づくりを依頼することです。特に輸入住宅のようにデザイン性の高い部材や仕上げを求められる家の場合は、なおさらのことだと思います。


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