子供と「逆上がり」に挑戦!練習方法やコツは?
逆上がりのコツや練習方法とは?
<目次>
逆上がりができない原因はコレ!
腕が伸びきり、大きく回転しようとしている。これでは逆上がりはできません |
まずは腕が伸びきってしまうこと。そもそも逆上がりは下腹部と鉄棒を密着させ、そこを軸として回転する運動なので、腕が伸びきってしまっては体を鉄棒に引き付けることができません。
もう一つは斜め前方へ蹴り上げてしてしまうこと。逆上がりは頭上へ蹴り上げた足を後方へ、小さな弧を描くように回転しなければならないのですが、コツがわからないうちはどうしても斜め前方へ蹴り出してしまいます。
これでは何度挑戦しても上手くできず、苦手意識が芽生えてしまっても無理はありません。以上のことから逆上がりをマスターするためには、この2つのポイントに注意しながら練習するのが効果的だと思います。つまり、「体を引き付けたまま頭上へ蹴り上げ、後方へ回転する」という練習を繰り返すことが逆上がり習得への最短距離なのですが、この動作を子供たちにわかりやすく教えてあげるには、どうすれば良いのでしょうか?
逆上がりのコツ:頭上へ蹴り上げる練習を反復すること!
鉄棒の前に立って補助してあげることによって頭上へ蹴り上げる感覚を養うことができます |
続いて後方回転の練習ですが、その前に「補助ベルトが簡単に作れる」ってご存知ですか?
補助ベルトで逆上がりを練習しコツを掴もう!(連続写真解説)
写真は中型犬用のリード。引っ張り強度の明示してある頑丈なものなら安心です! |
丈夫なロープや作業ベルト、タオルを使って補助ベルトが作れます |
ベルトの片方を鉄棒に縛りつけ、もう片方はしっかりと握ります。子供の腰に密着する部分にはタオルを巻きつけます。この簡単な補助ベルトが、逆上がりの一連の動作を反復練習するときにとても役に立ちます。
さっそく写真入りで解説していきましょう。
補助ベルトで逆上がりを練習しよう!(連続写真解説)
ベルトの存在を意識させずに練習開始! |
鉄棒運動の基本はポジショニングです。両手の間隔や踏み込む位置など、目印を作ってあげるとわかりやすいと思います。子供にはベルトの存在はあまり意識させずに、脇を閉めて肘を伸ばさないように蹴り上げることだけを意識させましょう。
タイミングを合わせて上へ引き上げる! |
踏み込み、蹴り上げにタイミングを合わせてベルトを上に引き上げます。そうすることによって体の引き付けも楽になり、蹴り上げる方向も安定するようになります。
肘を曲げ、体が鉄棒に引き付けられている。 |
別の角度から撮ってみると、腕が伸びずに体を引き付けているのが確認できます。ここから思い切って蹴り上げることによって自然に後方へ回転できるようになります。
もうちょっと!あと一息! |
ある程度勢いがないとこの位置で止まってしまうことも…。しかし、ここまでできればあと一息です。あとはサッカーのオーバーヘッドキックのイメージで繰り返し、思いっきり蹴り上げる練習をしましょう。
一連の動作を繰り返し練習しましょう! |
着地です。これらの連続写真からも腕が伸びず、体をしっかりと引き付けていることがわかります。補助ベルトを使うことによって体力を消耗せずに練習できるので、繰り返すことによって逆上がりの一連の動作とコツを身に付けることができます。
「一生懸命練習したら、できるようになった!」この経験こそが大切!
頑張ったらできた!その経験はかけがえの無い財産です! |
逆上がりは鉄棒運動の中でも基本的なものですが、誰もが簡単にできるようになるものではありません。習得までの道程は長く、子供たちにとってはまさに大きなチャレンジです。また、逆上がり以外にも自転車や縄飛び、水泳などに苦手意識を持ってしまったものがあるのではないでしょうか?
もしも、「パパと一生懸命練習したら、出来るようになったよ!」という達成感や喜びを味わうことができたら、きっと忘れられない思い出になると思いますし、大きな自信になることでしょう。苦手意識を克服するには努力が一番、焦らずにじっくりと取り組めますよ!