日のあたりやすい場所は影もできやすい…
日のあたりやすい場所は影もできやすい…
ここのところ、TV、週刊誌、新聞をにぎわせているのが、若貴問題。週刊誌に書かれた花田勝氏や花田美恵子さんの話を聞くと、お兄ちゃん側の言うことがもっともだと思えてくるし、TVに出ている貴乃花親方の話を聞くと、親方の方が正しいのかなとも思ってしまいます。

きっと、双方とも、それぞれの立場では理屈が通っており、どちらが正しいなどと、簡単に決めつけられる問題ではないのではないでしょうが、なぜ、兄弟なのに、ここまで仲が悪くなってしまったのでしょうか。兄弟だからこそ、ここまで仲が悪くなったと言えるかもしれませんね。


親の態度が兄弟関係にもたらす功罪

今、争われている遺産相続問題や以前より話題になっていた相撲道に対する意見の相違などは表面的な問題で、その根本原因は幼いころからの育てられ方にあるのではないでしょうか。若貴に限らず、仲の悪い兄弟は世の中にはたくさんいますが、大人になってから、価値観に違いが出てきた場合もあるでしょうが、やはり、子どものころからの育てられ方によるところが大きいと思われます。

私の周りでも、子どものころ、理不尽な育て方をされた人が、大人になった今でもそのことを忘れることができず、いまだに兄弟仲が悪いという話はよく耳にします。

例えば、「母親は姉ばかりをかわいがったので、姉のことは好きになれなかった。」(姉のいる女性)とか、「みんな、弟ばかりかわいがったので、自分の娘には同じ悲しい思いはさせたくないから、娘は一人っ子にして、愛情をいっぱい注ぐの。」(弟のいる女性)とか、「僕より弟の方が勉強やスポーツのできがいいと、父親が自分のことをばかにしていたので、弟とは今でも仲が悪い。」(弟のいる男性)などです。

兄弟を上手に育てるコツは
兄弟を上手に育てるコツは…
親の育て方が、それぞれの子どもたちにに与える影響の大きさを考えると、親の責任は重大です。

若貴も2歳違いの兄弟なので、幼いころから常に比較され続け、また、注目され続けてきました。そして、それは2人にとって大きなストレスになったに違いありません。また、精神的、肉体的にどんなに辛いことがあっても、父親、母親と呼べる人はなく、心から甘えられる対象が存在しなかったことも想像を超えた厳しい境遇であったに違いありません。

若貴兄弟の場合は、非常に特殊なケースなので、一般社会のものさしでは計ることはできませんが、一般的に、兄弟を育てるにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

先に生まれたからというだけで兄が優遇されるのは昔の話ですが、その一方で、家業を継いだり親の介護をするのは長男の役目という風潮は依然として残っているのも事実です。

親は、子ども達に、兄弟というものをどのように理解させればいいのでしょうか。どうすれば、大人になってからも仲良く力合わせて頑張っていくようにさせることができるのでしょうか。兄弟を平等に育て、それでいてしっかりと兄弟の役割を自覚させるためには、どういう教育をすればいいのでしょうか。

次のページは「兄弟をうまく育てる方法」です。