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危険を未然に防ぐ方法を子どもと真剣に話し合おう! 親子でしっかり防犯教育(2ページ目)

子どもの危険回避研究所の所長、横矢真理さんに家の中、学校・保育施設と通学時における犯罪の実態と犯罪から子どもを守るために、親子で何をするべきかについてのお話を伺いました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

■■ <Q2> ■■

家の中で、犯罪に巻き込まれるといえば、どのような犯罪が考えられますか?


■■ <A2> ■■

宅配業者を装った強姦未遂などです。警視庁の調査によると、都内の13歳未満の男女を対象とした強制わいせつ罪のうち、45.5%が屋内で発生しています。特に、留守番中に電話を入れて、親の不在を確認してから侵入する手口が急に増えています。

■■ <Q3> ■■

では、親として、どういうことに気をつければいいのでしょうか?


■■ <A3> ■■

もし、子どもを電話に出す場合には、「今、母は手が離せないので、後で、お電話します。」と、答えさせ、親が在宅中だと相手に思わせるようにしましょう。

また、子どもに鍵を持たせなければならない場合、鍵やそのチェーンは見えないようにして持たせましょう。

イラスト : Kaname
そして、最も重要なのは、鍵を開けるとき、誰かがついてきていないか周囲を確認することです。

そして、家に入ったら、すぐに、中から鍵を閉め、チェーンをかけるよう、指導することです。


■■ <Q4> ■■

小さなお子さんにドアチェーンをかけさせることで、開けられなくなり、逆に危険な場合もあるかと思うのですが、そういう心配はないのでしょうか?


■■ <A4> ■■

もちろん心配はあります。しかし、チェーンをかけた場合の危険、チェーンをかけなかった場合の危険、それぞれを親が想像し、どちらにするのか自分の責任で決めなくてはいけません。

どちらがより危険なのか、一概には言えないのです。基本的に、チェーンを開けられないくらい小さいお子さんや<A3>で申しました電話の応対ができない場合には、留守番はさせるべきではないと考えています。

■■ <Q5> ■■

他に気をつけることはありませんか?


■■ <A5> ■■

親の方から連絡はこまめに入れ、また、子どもの方からも何かあったときにすぐに連絡が取れるようにしておくことです。親と連絡が取れない場合に電話のできる相手の電話番号を見えるところに書いておきます。

また、留守中に友達が来たり、遊びに出たりする場合にうっかり鍵をかけない場合があるので、ドアのところに「家を出る時の注意事項」を貼っておきましょう。

■■ <Q6> ■■

学校や保育施設では、どのような犯罪が多いのでしょうか?
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