効果的に目標を立てるポイント
1.元旦に目標を宣言する新しい年の最初の日に、気持ちを新たにし目標を宣言することに大きな意味があります。
2.期間をはっきりさせておく
1年間でも3ヶ月でも1ヶ月でもかまいません。期間をはっきりさせておくことが重要です。より具体的になり、目標を達成しようという気持ちが強くなります。
3.子ども自身で目標を決める
そのためにも、突然、元旦に目標を立てようと声をかけるのではなく、前もって、目標を何にするか考えるように促しておきましょう。
4.目標を数字で設定する
数字で設定できないものもありますが、例えば、「漢字テストでは毎回90点以上取る」とか、「縄跳びの二重跳びを連続10回以上跳ぶ」など具体的な数字で設定できる目標の場合、数字で設定すると、達成できたかどうかがわかりやすく、次の目標を設定しやすくなります。
5.目標設定は高すぎず低すぎず
目標設定が高すぎても低すぎてもやる気がなくなるので、効果的な目標設定になるよう、親子で話し合いましょう。
6.神社・寺にお参りし、神仏の前で目標を誓う
神仏の前で誓うことで達成しようとする意欲も強くなります。あるいは、初日の出を拝む機会があれば、初日の出を前に誓うのもいいですね。
7.子どもと一緒に親も目標を宣言する
子どもだけに目標を立てさせるのではなく、親も一緒に目標を立てることで
お父さん、お母さんと一緒に頑張ろうという気持ちが励みになります。
8.紙に書いて壁に貼っておく
1月2日の書初めの日に、目標とする内容のキーワードを半紙に筆で書くのも良いでしょう。また、不要なカレンダーの裏などにペンで大きく目標を書き壁などに貼っておくと効果的です。
9.目標が達成できたときは子どもをほめることを忘れない
月末や3月末など目標の期間の終わりに、目標が達成できたときは、すかさず誉めると、それが子どもにとって大きな自信となり、次の目標への土台となります。
子どもが自分で目標を決め、それを宣言し、目標を達成するという経験は子どもにとって大きな自信となります。
聖路加国際病院理事長、同名誉院長の日野原重明先生は、95歳の今も、5年先、10年先の長期的な目標から1日ごとの目標も決めていらっしゃるということです。
「今日すると決めたことは、必ずその日にやり通し、翌日に悔いを残さないようにするという達成感は幸福感となる。」と、目標を定め、生きがいを持つことの大切さを強調されています。私達もぜひ見習いたいものです。