まず、たいへんわかりやすい方法は、実際に数を分割して考える方法です。下の写真のようなゲームのチップなど、ご家庭にあるものをご準備ください。
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例えば、みかんの問題なら12個のチップを子どもに与え、「これを、お友達の○○ちゃんと△△ちゃんと、□□ちゃんの3人に分けてくれる?」と言い、子どもに<12÷3>を考えさせます。
子どもが分かりにくいようでしたら、一緒に「○○ちゃんの分、△△ちゃんの分、□□ちゃんの分、○○ちゃんの分、△△ちゃんの分、・・・。」と言いながら、1枚ずつ配っていくことで、1人分の数がわかります。
では、次に、チップを使わずに考える、わかりやすい方法をご紹介します。(難易度は高くなります。)
■ 考え方1
「男の子、女の子、男の子・・・。」と言いながら、
<○と―>のしるしをリンゴにつけます。
そして、○の数を数えると、
1人分のリンゴの数がわかります。
■ 考え方2
「1回目配ります。2回目配ります。・・・。」と言いながら、
キャンディを人数分(この場合は3人分ずつ)、
線で囲んでいきます。
そして、囲んだ数を数えると、
1人分のキャンディの数がわかります。
■ 考え方3
「1、1、1。2、2、2。・・・。」と言いながら、
人数分のみかん(この場合は3つずつ)に
同じ数字を打っていきます。
最後の数字を見ると、
何回配ることができたかが分かり、
1人分のみかんの数がわかります。
子どもによって、わかりやすい方法は異なります。色々な方法を試してみてください。
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