もしその商品について慣れていない場合は、高額の商品を避けることも有効です。例えば、初めて車を買うとき、いきなり外車を買っても、乗りこなせない可能性がありますし、事故になったら大損です。一台目は安い中古車にして、慣れてきたら値段もそれなりのいいモノにステップアップしていけばいいわけです。高級品をいきなり買わないのも考えてみてください。
5.思い入れがあるか考える(お金をかけるところにかける)
最後のポイントは「買うべきものにはお金をかけてもいい」ので「そうでないものでお金をかけない」というメリハリです。自分がどうしても譲れない予算については無理をしてしぼる必要はありません。どうしても欲しかった新作ゲームで遊び尽くせば、使ったお金以上の満足を得られるので、これはムダづかいになりません。むしろ「買い物にこだわりがないところ」で「ムダづかいを避けるこだわり」をすることが大切です。
お金を貯め、増やしたければムダづかいを減らそう
ここまでムダづかいのパターンを整理してきました。しかし、じっくり考えて、どうしても欲しくて、買ってもいいと思えるときは、買い物の「GOサイン」を自分に出してあげましょう。先ほど述べたとおり、満足のいく買い物であれば、それはムダづかいではありません。気持ちよく買い物することも大切なことです。
そのうえでもし、あなたが「お金を貯めたい」「お金を増やしたい」と少しでも思っているのであれば、ムダな買い物を減らす努力をしてみましょう。少ない金額で今までと同じ満足を得られる買い物ができるようになれば、お金は手元に残ることになります。そこから貯金をしたり運用で殖やす原資が生まれます。
私たちは全くお金を使わない生活は(普通なら)不可能です。そして100%ムダのない生活もまた不可能です。そうであれば、ムダを少しでも減らす工夫を現実的に考えてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した5つのヒントが参考になるのではないでしょうか。