「あこがれのキッチン&バス A to Z」展
新宿リビングデザインセンターOZONEで7月8日~8月8日までの会期で、ユニークなキッチン・バスデザイン展が開催中です。プロデュースはキッチンジャーナリストの本間美紀さん、建築家大山啓さん、スタイリストの山川直子さんの異色の組み合わせです。今までのキッチンデザインに、何となく物足りなさや不満をお持ちの方必見のインスタレーションです。キッチンメーカーがハードなモノづくりの発想から抜け出せないまま悪戦苦闘している現状を打破する今回の試みは、エンドユーザーの皆様はもちろん、キッチンデザインに携わる方達必見です。
“住まいの家づくりにおける水まわりの比重が高くなっています。とりわけキッチンはコミュニケーションのスペース、バスはプライベートの場所として、設備、素材の仕様、間取り、インテリアのあしらいまで、住まいづくりの鍵と考える建主が増えています。
ここでは雑誌や洋画の中で見るようなあこがれの水回り空間や、ヨーロッパから発信される最新のトレンド水回りまで、さまざまな情報に解釈を加え、キッチンとバス空間の提案をキーワードともに展示します。“
筆者の見方は、ヨーロッパのトレンドというよりも、これからの日本のキッチンに求められる「楽しさ」「ゆとり」「ほのかな空間」「手軽につくる日頃の料理と、休みにつくるじっくり楽しい料理と食事の空間」などのキーワードを表現した素晴らしいインスタレーションだと思います。
キッチンは、「TERRACE KITCHEN」と「BASIC KITCHEN」のふたつのコンセプト表現。
オールステンレスのキッチンは大阪のメーカー「le pur」の作品
VIKING5口ガスクックトップはハイカロリーのため、センサーなしでも使用できる
コーリアン製シンク
リンナイMyChoiceのガスシステムクッカー
上から見える引出しもユニークだ
©July.2010 HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.