株・株式投資/株式投資のスタイル

景気がいい、悪いで投資スタイルを変える(2ページ目)

景気がいいときと悪いときでは、投資のスタンスを変えたほうがいいのだろうか、そんなことを考える人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、そんなちょっとした悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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景気が悪いときに選ぶ銘柄

逆に景気が悪いときには、生活密着型の銘柄に目を向ける投資家が多くなります。たとえば、電力会社や医薬品会社など。これらは「ディフェンシブ銘柄と」呼ばれていて、つまり「守りの銘柄」ということになります。

なぜ守りなのかというと、電力の場合、どんなに景気が悪くなって多少消費量が減ったとしても、それがゼロになることはまずないでしょう。むしろ、景気が悪くなると家の中にこもるようになるので、電力消費は増えるかもしれません。つまり、景気が悪くても電力は必要不可欠ということになるのです。

医薬品は、世の中がどう変化しようとも求められるものの1つ。

医薬品は、世の中がどう変化しようとも求められるものの1つ。

医薬品についても同じです。人の命に関わることであれば、景気が悪いとかいいとかは言っていられませんから、どうしても使わざるをえません。もちろん、命に関わるようなことでなくても、医薬品は常に求められるものです。ということで、景気が悪かろうがちゃんと売れてしまうわけです。

配当や優待で選ぶ 

もう1つは高配当の銘柄を持つことも、景気が悪いときにはいいかもしれません。あくまで配当を狙うので、株価の上下に一喜一憂しないということが前提ですが、年に1回、あるいは2回配当がもらえるのは、景気が悪い中でのちょっとした楽しみになるかもしれません。株主優待も同じです。非売品などをもらえると、なんか嬉しい気持ちになってくるので、景気が悪いときには楽しみの1つになってくると思います。

経済はいいときも悪いときもあって、それに応じて景気も左右されます。短期的、中期的に利益を取ることを考えるのであれば、狙っていくジャンルが違ってくるということです。そして、景気がいいときはいずれ悪くなる、逆に景気が悪いときにはいずれ良くなるという、流れを知っておくことがとても重要なことだと思います。
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