株・株式投資/株式投資のスタイル

景気がいい、悪いで投資スタイルを変える

景気がいいときと悪いときでは、投資のスタンスを変えたほうがいいのだろうか、そんなことを考える人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、そんなちょっとした悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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景気がいいときの投資スタンス 

投資スタイルを考えるときベースになることの1つが、「景気」です。当然ながら、景気が悪いときと景気がいいときでは人気が出る銘柄が違ってきますし、そもそも時代にマッチした投資スタンスがあるのは確か。それを読み間違えると結果的に損切りになったり、儲けのチャンスを逃したりしてしまいます。

では、景気によってどのように投資スタンスを変えていけばいいのでしょう。まずは景気がいいときについて。

景気がいいときは、基本的にどんな株を買っても儲かってしまうというのがありますし、加えて誰が買っても儲かってしまうのがこの時期の相場の特徴でもあります。

2005年後半から2006年前半までの、日経平均の動き。マネックス証券より。

2005年後半から2006年前半までの、日経平均の動き。マネックス証券より。

2005年の後半がまさしくこのような時期で、ほんの半年くらいで日経平均株価が50%以上上昇しました。このときは、それまで投資を知らなかった人が知っている会社の株を買うだけでも利益が出てしまうという、なんとも危うい状況だったと思います。

相場が活況になるので出来高も増え、値動きも激しくなるので、短期的なトレードであればすぐに利益を得ることも可能でしょう。だたし、値動きが荒いということは、下がるときもすさまじいということ。下がったときには迷わず損切りをするようなスタンスで臨むことが大切です。


景気がいいときに選ぶ銘柄 

たとえば銀行株などの金融関係の株は、景気が良くなると株価が上がる傾向にあります。景気がいいときにお金はどんどん流れていく中で、銀行などは、いってみればお金の管理をしているわけです。そのため、銀行などの金融機関が儲かるということもあって、株価が上がっていきます。

また景気がいいときには企業も銀行からお金を借りて設備投資をして、どんどん新しいことを始めるようになります。そして、それに対して消費者もお金を使うから、ますます儲かることになります。

逆に景気が悪くなると、企業は設備投資を抑えるようになるし、銀行も貸し渋りをします。そうなると、お金がまわらなくなり企業も儲からない、銀行も儲からないから、ますます景気が悪くなってくるのです。

景気がいいということは、言い換えればお金が回るとうことなので、そのときに儲かるのはどこか?という視点で銘柄を探すのも方法の1つかと思います。

ではうって変わって景気が悪いときはどうなのでしょうか。それは次のページで。
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