2010年度の中学入試では、人気校も志願者が減少
経済不況の影響によって私立中学受験の志願者数は減少するものの、人気校については堅調に推移すると思われていました。が、2010年の私立中学入試では、人気校の多くが志願者数を減らす結果に。
全国屈指の最難関中学である灘中学の志願者数は513名で、昨年より70名減少しました。経済不況によって関東エリアからの志願者が減少したことと、3教科でも受験可能となった大阪星光学院中学への志望校変更が減少理由として考えられます。
灘中学と同様に、兵庫県の男子最難関中学である甲陽学院中学(志願者数412名、昨年より22名減少)と六甲中学(A日程:昨年より69名減少の391 名、B日程:昨年より53名減少の655名)も、大阪星光学院中学への志望校変更が増えたことによって、志願者数を減らしました。
女子校の状況は男子校より厳しく、最難関中学である神戸女学院中学は21名の減少(志願者数:257名、関東エリアからの志願者減少が減少理由として考えられる)で踏み止まったものの、志願者数が200名以上減少した学校も発生。