ガイド記事「体臭や加齢臭をすっきり落とす洗濯術」では、加齢臭を落とす実演を見せてもらってスッキリしましたが、洗濯用洗剤は他にも色々あり、どう選べばよいか迷いますよね。上手な選び方をライオン株式会社生活者行動研究所副主任研究員の松永さんに伺いました。
メーカー共通 基本の洗剤
まずはどのメーカーにも共通する基本をおさらいしておきましょう。洗剤は対象衣料によって大きく以下の2種類に分類されます。
1. 一般衣料を洗う洗剤(合成洗剤・石けん)
2. ウールやおしゃれ着などデリケート素衣料が洗える洗剤
また形態として1には液体と粉末が、2には液体洗剤があります。さらに、付加機能を持つ洗剤として、除菌や漂白効果のある洗剤や、香りや柔軟効果のある洗剤があります。
「気になる臭いを解決する」という選び方
ガイド:商品売り場に行くと洗剤が多くて選ぶのにひと苦労します。香りの種類が充実しているので、好きな香りで選ぶという方は多いかと思いますが、それ以外にも上手な選択のポイントはありますか?松永さん:例えば「ナノックス」は、体臭の元になるオレイン酸などの皮脂汚れに直接働いてよく落とす成分「MEE」が特徴です。また、部屋干し臭が気になる方には酵素や漂白剤の働きで、菌を除去することで部屋干し臭に効果がある「部屋干しトップ」をおすすめします。
ガイド:原因物質別に、落としやすい成分が配合されているわけですね。自分が気にしている臭いの悩みを解決してくれる1本を選ぶというのも一案ですね。
色柄衣類や生成りには漂白剤や蛍光増白剤が無添加のものを
ガイド:色柄物に向く洗剤はいかがでしょう?松永さん:白い衣類をより白くする目的で配合されている「蛍光増白剤」は、生成りや淡い色の衣類の色を変化させてしまうことがあります。生成りや淡い色の衣類には、これらが無配合の「香り続くトップ」がおすすめです。
ガイド:最近はこれらが"無添加"なことを逆にウリにするケースもあるくらいですしね。