「オープンキャンパス」増加の背景

最近よく耳にする大学オープンキャンパスは、一つのお祭りのようになっている。ぜひ行ってみることをお勧めする。

最近よく耳にする大学オープンキャンパスは、一つのお祭りのようになっている。ぜひ行ってみることをお勧めする。

大学を受験希望者や保護者に広く紹介するオープンキャパスは20年以上も前からも行われていた。しかし、年数回も全国の私立大学、国公立大学で行われるようになったのは、この5年ほどの間である。根底には、早くから文部科学省が指摘していた2007年問題(大学全入時代の到来)がある。

大学「全入」時代とは、大学の収容能力(入学者数/全志願者数)が100%になり、大学や学部を選ばなければ全員が(計算上)大学に入学できるようになるということ。大学全入は「2007年問題」とも言われ、2007年を中心に教育・受験界で大きな問題となってきた。

また私立大学では、大学運営費用の一部を受験生からの受験料に依存している現状がある。概算で毎年10万ほどの受験生が受験する早稲田大学は、その受験費用だけで35億円ほどの収入がある。一大学一学部35000円の受験料が適正かどうかはさておき、受験料収入は大学にとって非常に大切なものであることがわかる。

大学側としては、オープンキャンパスを行うことで、できるだけ大学の知名度を上げたい、受験する前から大学に対する愛着心を高めたいという狙いもある。受験生や保護者からの見方では、自分が通う大学をよく知って受験したいという思いもあって、近年ますます増加しているのである。年に4、5回は行うのが普通になっている。