暗所性能はダントツ
暗所に強い裏面照射CMOSイメージセンサを搭載しているおかげで、暗所性能は抜群にいい。最大感度のISO 3200でもノイズが出るものの、色はコケない。つまり、縮小すれば充分に使えるレベルだということだ。また、動画画質もコンパクトデジカメの中では最高クラスだろう。現在では唯一無二の存在だ。
【関連記事】
ソニー サイバーショットDSC-HX5V 実写画像
ボタンの配置のメニューが押しにくい
十字キーの左に設置された顔認識関連ボタンはかなり謎。ここに露出補正を入れてほしかった
撮影自体の問題はないが、メニューボタンが十字キーの左下についており、これがかなり押しにくい。また十字キーの配置に顔認識メニューがあるのも意味不明。露出補正がやりにくいことこの上ない。メニューの構成が同じソニーのDSC-TZ7と基本的に同じなのだが、カスタマイズできないのも辛いところだ。
コンパクトデジカメで全機能入り!
ExmorRは世界でソニーだけが製造している裏面照射型CMOSセンサーのブランド名
前述したように動画からGPSから高倍率ズーム、裏面照射型CMOSイメージセンサまで、現状でデジタルカメラにつっこめる機能を端から端までつっこんでいるような機種で、機能性としては満点といっていい。文中では言及していないがパノラマの静止画撮影や動画撮影がかなり面白い。
やや厚めの感もあるものの問題なし
「厚さ」は28.9mmとそれなり。それでも携帯性は悪くはない。というより、フラットなおかげでむしろ良好
『高倍率ズームレンズ搭載のコンパクトデジカメ』としてはサイズとしては大振りの部類に入るが、電源を切ったボディは基本的にフラットなのでバッグの中でもかさばらない。さすがにカードサイズのように「驚きの携帯性!」とはいかないが、持ち歩くことになんら問題はない。
動画撮影時はちょっと厳しめかも
バッテリーは薄型だが、静止画ではよくもつ。動画撮影はむしろ「75分も撮れる」と考えるべきか
CIPA準拠で310枚と静止画であれば問題はない。しかし、AVCHDでのフルHD動画撮影というものはかなり電力を食うので、動画撮影では最大で75分となる。静止画メインで動画はぽちぽちというのであれば1本でかまわないが、動画をメインにするとなると予備バッテリーが複数必要になるだろう。
【関連リンク】
ソニー サイバーショット DSC-HX5V