縁側という名の書斎
上/梯子で上がる2階のロフト。中上/真ん中のドアの奥は寝室。中下/縁側の前には廊下のような細長いテラスが走る。下/ロフトから縁側を見下ろす。左奥は吹抜け。 |
キッチンの脇の階段を上がると、ハイサイドライトのある5畳ほどの落ち着いた雰囲気の寝室です。そこを抜けると再び5畳ほどの部屋に出ました。しかしこちらは打って変わって天井の高い明るい空間。正面には南向きの大窓があり、窓際には4.5mの長いテーブルが造り付けられています。振り向けば紙クロスに塗装仕上げの白壁に、焦げ茶色の細長い構造用合板が等間隔に張り出しています。どうやらこれは本棚。縁側と名付けられたこの空間は書斎に違いありません。梯子を昇ったその上には眺めの良いロフトが待っていました。
◆建築データと建築家プロフィール