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私立難関単科大学 受験動向

首都圏を中心とした私立大学医学部受験動向を解説する。医学部増員がなされるといっても、その難易度はあまり変わない。引き続き狭き関門になるだろう。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

医学部は人気傾向高止まり、歯学部は下げ傾向

自治医科大
私立医大の平均的な6年間の学費だけでおよそ2,000万円。薬学部でその半分ほどかかる

「平成22年度私立大学・短期大学等入学志願動向」によると、2009~2010年度にかけて以下のような志願倍率(志願者/入学定員)と入学定員充足率(入学者/入学定員)になっている。

■医学部 
約22倍 100.9%(2009年)
約22倍 100.2%(2010年)

■歯学部
2.6倍 77.5%(2009年)
2.4倍 68% (2010年)

■薬学部
6.6倍 96% (2009年)
6.3倍 95% (2010年)

■理工学部
7.8倍 107%(2009年)
8.5倍 110%(2010年)

2009年度文部科学省による医学部定員増計画により、入学定員は全国で693人増の8486人。医学部人気の流れはさらに高まったようだ。一方歯学部については、患者数に対して歯科医の数が多すぎると考えられている。文部科学省も定員充足率が低く、国家試験の合格率が低い大学の歯学部定員削減に動いていると言われている。薬学部は2006年度から6年生に移行したことで若干敬遠傾向に。理工系の学部は大学改革の一環として、ほぼ全国的に改組改編を終えている。金融不況の影響からか人気は上昇傾向にある。

ここでは首都圏近郊、主要私立単科大学医学部・薬学部を中心に説明をしていこう。

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