まとめ - この軽快さはクセになる
バッテリーは小型のものだが、CIPA準拠のバッテリーライフは290枚
しかし、28-300mm相当という焦点距離は、非常に使いやすいものとなっている。おおまかに言って、日常で考え得るほとんどの撮影シーンをカバーできるズームレンズであるのだ。
ズーム動作も素早く、さらにデジタル処理で歪曲収差を補正している(撮影時には目立つワイド端の樽型歪曲が、実際の画像では補正されている)こともあり、大倍率ズームの持つ弱点はほとんど見受けられない。F3.5-5.6と開放値が暗いことが弱点として挙げられるだろうが、こればかりは物理的、価格的にどうしようもない。
この微妙な段差がもう気になって気になって……。
シャッター速度優先AEやマニュアル撮影などはできないなど、オート撮影を基本とした機種ではある。それでも多彩な機能があり、それなりに撮影経験のあるユーザーでも気軽に使える製品となっているのではないだろうか。
どちらかといえば、ある程度の撮影経験を積んできているユーザーが画質を割り切って使う軽快なデジタルカメラだと感じた。
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