的を絞って行けば、きっと次の一本が見つかります。 |
組み合わせの基本は分散投資
Tさん:外国債券以外の投資信託も買い足したいと思うのですが、何を買えばよいか思案中です。分散投資するのがよいと聞きましたが。分散がリスクを防ぐ |
資産には相性がある!「外国債券と国内株式」は相性抜群
ガイド:次に効果的な組み合わせを考えるには、相性がよい相手を見つけることが必須。投資では、正反対の性質を持つものを選ぶことがポイントです。資産同士の値動きの関係を見るには、相関関係という指数が使われています。相関係数は「+1から「?1」までの値で表され、「+1」に近いほど両者の値動きが似ていることを示し、「?1」に近いほど逆の方向に動きやすいことを示します。
相関係数が「?1」に近い2つを組み合わせることによって、リスクを低減し安定したリターンを目指すことができます。
下の図は各資産間の相関関数を表したもの。もっとも「?1」に近い相関の関係にある二つの資産は、国内株式と外国債券であることが分かります。国内株式と外国債券をセットで持つことが、まずは分散投資への第一歩といえるでしょう。
出所:厚生労働省「ポートフォリオ策定の一般的な手順」より。私たちの年金積立金も目指すところは究極の安定運用。 |
すでに外国債券を保有されるTさん、次は日本株の投資信託を購入されてはいかがでしょうか。
2ページ目は、次のステップ 4資産分散の話です。