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荒相場に強いコツコツ時間分散の投資法(3ページ目)

荒れる相場も平準化してくれるドルコスト平均法。定期的に少しずつ購入することで、時間の分散を図り購入価格を安定させることができます。最初に投資方針を決め、後はのんびりコツコツ増やせる投資法です。

執筆者:牧野 なな子

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5000円からできる自動積立

正確に時を刻む投資は自分では難しい。機械的に積み増すのが良いようです。

「まとまったお金がないから投資できないワ。」お客様からよくお聞きする言葉ですが、一般的な金融機関の最低購入金額は10,000円、セゾン投信の定期積立プランなら5,000円から積立が可能です。長期にコツコツと資産形成を考えている方は、是非利用してはいかがでしょう。

積み立てに回すお金が少なければ、バランス型の投資信託1本、余裕がある方は、インデックス型の投資信託を複数選んで資産の分散をしてみます。(投資信託の組み合わせ方は、どちらを選ぶ?分散投資をかなえる2つの方法の記事を参照下さい。)

退職金の運用の際も購入のタイミングを分けて


退職金を一気に投資に回して、大きな失敗をしている方を多く見てきました。決して選んだ投資信託が悪いわけではないのですが、まとめて大きな金額で購入すると、後の価格の変動に大きく左右されることになります。はやる気持ちを押さえて、複数回に分けて投資に回すことをおすすめします。

売却の際もタイミングを分散


住宅の購入、お子さんの進学・結婚などでまとまったお金が必要な際は、投資信託を売却せざるを得ないこともあるでしょう。これから相場が下落していくと見通しが立っていれば、迷いなく一気に売却することも出来ますが、毎日乱高下している相場の中ではどのタイミングで売るかを計るのは難しいもの。なぜか売った次の日に急に値上がりして、悔しい思いをすることが多いような気がするのはプロの方も同じようです。

そこで、売却も何回かに分けることで、リスクの分散を図ります。投資は博打ではありません。一か八かで一度に大きく決定してしまうより、複数回に分けることで、売却の金額も、心も安定させる効果的手段と言えるでしょう。

万能と思えるドルコスト平均法にも落とし穴があります。その注意点は次のページで。
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