購入するタイミングを分散させるドルコスト平均法とは
お金と時間を同時にマネジメントできるドルコスト平均法 |
リスクを抑えつつ安定した運用を行うためには、投資対象や投資地域をバランスよく分散させる分散投資の考え方はとても重要です。(詳しくはガイド記事効果抜群!投資信託の組み合わせ術で)
加えて、タイミングを分けて購入する「時間分散」は、常に変動している投資信託の購入金額を平準化させることができます。このように定期的に一定の金額で購入していく手法のことをドルコスト平均法と呼びます。
投資に対して、スリルと高揚感、より多くのリターンを求める方には不向きと言えますが、投資に割く時間がもったいないと思う方、精神的な安定を望む方におすすめの手法です。実行するには、各金融機関の自動積立サービスを利用するのが便利でしょう。
株式市場や為替市場が世界的に乱高下している状況下でも、相場に一喜一憂することなく、自動的に投資を積み増してくれる自動積立は、目標金額に向かって長期間で投資していくのにとても有効な手段と言えます。
気になる手数料も、投資信託の購入手数料は金額に比例するため、回数を分けることで費用がかさむことはありません。ノーロード(購入手数料が無料のもの)ですと、なおさら安心です。
それでは、次のページで実際の投資信託の値動きを使って状況を検証してみましょう。