ETFって何の略?
市場全体に投資する分散投資が、倒産リスク、信用リスクからあなたを守る |
そもそもETFは、英語名Exchange Traded Fundの略。上場投資信託といい、株式と同じように証券取引所に上場している投資信託のことです。日本を代表する企業の株価の平均指数である日経225やTOPIXなど、市場の指数に連動するように運用されています。
現在、国内の証券取引所に上場しているETFは東京証券取引所、大阪証券取引所合わせて70種類。日本の株や新興国の株、通貨、金、商品、不動産などの指数に連動したETFがあり、原則どの証券会社でも取り扱っています。
一方、海外の証券取引所に上場している海外ETFは幅広い種類があり、日本の投資家にも人気が出てきています。国内ETFでコツをつかんでから挑戦してみましょう。(参考記事一目でわかる 国内ETF vs 海外ETF)
ETFが投資デビューに最適の5つのワケ
1.投資先、価格の値動きがわかりやすい
初心者にとって嬉しいのが、何に投資しているのかわかりやすいのと価格の値動きをキャッチしやすいところ。特に、前述のTOPIXや日経平均は、ニュースで情報を入手できます。ライフスタイルを変えずに投資できるのが長続きする秘訣でしょう。
2.世界中に分散投資
まずは国内ETFで。いずれ海外ETFを組み合わせれば世界中に分散投資が可能 |
ETFはそのしくみから分散投資に強い金融商品です。
まず1本を購入しただけで市場全体に分散投資することになり、また、地域や株や債券、商品などいろいろな市場の指数を複数選んで投資すれば、世界全体に分散投資をすることが可能となります。いまやETFは分散投資に欠かせないアイテムとなりつつあります。
ただし、現在国内ETFには、世界の先進国に投資できるものはなく、世界全体に投資するなら、通常の投資信託や海外ETFを組み合わせる必要があります。国内ETFの品揃えについては今後に期待しましょう。
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