前回の内容
初めてのシステムトレード入門 STEP 1
初めてのシステムトレード入門 STEP 2
工夫次第では昼間に仕事をしている人でも取引が可能です |
システムトレードは通常、過去の日足データや分足データを分析し有効なパターンを導き出します。そこで注意したいのはトレードスタイルと分析するデータの関係です。
日足データを分析することで分かる有効なトレード戦略は数日間から数ヶ月保有するタイプのスイングトレードタイプで、分足トレードを分析することで分かる有効なトレード戦略は1日に何回も売買を繰り返すデイトレードタイプになります。自分がイメージするトレード期間と使うべきデータを間違えないようにしましょう。
ただシステムトレードのデイトレタイプは会社員にはお奨めできません。なぜなら分足の株価データを使ったデイトレードは、昼間仕事をしている人にとって時間的拘束も含めて発注作業まで自動売買するなどの工夫が必要だからです。
そこで会社員の方の場合は、9時に取引が始まった時間から15時の取引終了までの株価がどう動く傾向があるのか、重点的に分析すればよいでしょう。
例えば、「株の売買では通常、買う事から入る人が多いため、取引開始時間の9時に値段が付いた時に1日のうちで最も高くなることが多い」事が言えます。
別の言い方をすれば、「9時から15時にかけて下落する確率が高い」とも言えます。
それを裏付けるため、次のような条件で検証してみました。
検証結果は次のページでご紹介します。