スタイル別の銘柄選び~中長期投資目的
中長期投資目的 |
なかなか日本企業でこのような投資対象を選択することは難しい面があります。高度経済成長のときと異なり、今は数年にわたって企業として非常によい高成長状態を続けていくのが難しい時代でもあります。しかし、その中でもそれに見合う企業はありましょう。これらに投資対象を絞って行く作業が必要となります。
この場合もやはり多面的な情報が必要となります。通常、まだこれから時代のニーズをつかみ大きく成長していくような企業はごく一部の人しか情報は持っていません。逆に多くの人が情報を持つほど有名であったり情報があふれている場合はすでに株価には織り込まれており、ほとんどその情報は有効にはなりえないのです。
自分が知らない情報であっても株式市場に参加している人たちの間では当たり前であったり、証券マンにとっては当たり前だったりすれば情報の価値は無に等しいのです。いかに承知の事実になる前の早い段階でそれをつかんで投資に役立てるかが重要です。
ましてや世界を相手にする企業であったり、技術力が勝負の企業であったりある特定の地域から始まって大ヒットするサービスを提供したりなどでは個人投資家ではなかなか知りえません。日本企業だけでも上場企業は4500社以上あります。この中から真贋を見抜くには一面的な情報だけでなく多面的な情報が必須となりましょう。プロは直接企業への訪問取材などでこのような質の高い投資情報の入手に努めています。