大学進学状況を調べよう
併設高校の大学合格（進学）実績状況を確認することも、志望校選定のうえで大事なこと。その学校の卒業者数に対して、どの大学に何人合格しているかを調べるようにしてください。国公立を希望するのか私立なのか、学部は医学部かなど、およその将来の進路希望に照らして調べるとよいですね。そうしたデータは学校HPや受験情報サイトなどで得やすくなっています。大学の附属校などの場合は、内部推薦合格状況を調べる必要があります。内部推薦には、
・高校在学中の成績が一定水準以上（慶應義塾普通部、成城学園中学校、聖心女子学院、日本女子大学附属中学校、愛知淑徳中学校など）
・高校在学中の成績が一定水準以上で推薦試験に合格した者、あるいはこれにプラスして生活態度、人物も加味するケース（文京学院大学女子中学校、芝浦工業大学中学校、明治大学付属中野中学校、成蹊中学校、玉川学園中学など）
・高校在学中の成績、素行、出席状況など学校生活にかかわることを総合的に判断（早稲田中学校、早稲田実業学校中等部、立教女学院中学校、関西大学第一中学校など）
・高校在学中の成績が一定水準以上で、人物、態度を加味したうえ推薦可となった生徒に面接試験を実施（関西学院中学校）
・連携する大学への進学を前提としたコースを設置（帝塚山学院中学校の関学コースでは、コース生全員が関西学院大学へ進学。龍谷大学付属平安中学校は龍谷大学進学コースを設置）
など、学校により条件が異なります。一方、近年多くの大学附属校で他大学進学者数が増えており、そうした学校ではそれに対応した難関大学への進学指導を行っています。 内部合格率の高い学校は、首都圏では
・慶應義塾大（慶應義塾・日吉、慶應義塾女子、慶應義塾湘南藤沢、3校とも100％近い）
・青山学院大（約80％）
・日本女子大（約80％）
・法政大（法政大中は約90％、法政第二は約80％）
・明治大（明治大学明治中約90％、明治大学中野約80％、明大中野八王子約80％）
・立教大（立教池袋約80％、立教新座約80％、立教女学院約65％、香蘭女学校約45％）
・早稲田大（早稲田約50％、早稲田実業約100％、早稲田大学高等学院約100％）
などが挙げられます。
>> 本人の適性・家庭の教育方針と照らし合わせよう
