貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

給与天引きでできる投資型積立貯蓄(2ページ目)

コツコツ安全確実な貯蓄では夢がない。ちょっぴり夢をみたいな?、という人に、投資型積立貯蓄のご紹介です。給与天引きで手間なし貯蓄ですが、デメリットも!

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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ミリオン(従業員積立投資プラン)で投信を買う

インデックス型ファンドの信託報酬の例
平成19年10月26日現在。各社のホームページを参考に作成した。株価指数連動の投資信託とひと言で片付けることができない程の差がある! 購入する時には信託報酬だけでなく販売手数料などの経費を必ず確認しよう。
給与から毎月一定額を天引きし投資信託を買い付ける方法です。買い付ける投資信託はミリオン型ファンドと呼ばれ、「インデックスタイプ」と「ボンドバランスタイプ」の2種類があります。「インデックスタイプ」は日経平均株価指数(日経225)や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指す100%インデックスファンドです。「ボンドバランスファンド」は、「インデックスファンド(50%以内)+債券ファンド(50%以上)」で、日経平均株価指数(日経225)や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指しながら、公社債などの安全で安定した金融商品に投資し安定収益の確保を目指すファンドです。

毎月の投資額は5,000円以上1,000円単位が多く、年1回の分配金は再投資されます。販売手数料は無料が多く、無理なく無駄なく少額から資産形成をすることができます。


どのような投資信託であっても購入する際の重要なチェックポイントの1つである「信託報酬」を見ると、「インデックスミリオン」は、同じような日経平均株価指数や東証株価指数に連動する「インデックスファンド」の信託報酬より、な・な・なんと0.9%程度も高く設定されています。上場投信ETFの信託報酬が0.1~0.2%程度。信託報酬の高さが目に付きます。これでは少額から積み立てられるといっても経費倒れになってしまいそう……。
 
ETFとは
 


給与から天引きで自動積立する投資型積立貯蓄には一長一短があります。数年前は株式や投資信託を少額で購入し積み立てるという方法は限られていましたが、今では銀行をはじめ多くの金融機関が取り扱っています。利用する場合には、商品のリスクや手数料、目的、積立期間などを明確にし、他の同じような金融商品と比較検討し、「便利で有利」と考えられるものだけを利用する賢明さを持ちましょう。


次回は銀行口座から自動振替で購入する「るいとう」や「積立投資信託」を取り上げたいと思います。


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