ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

ETFってどんな投資信託なの?

何かと注目を集めることが多いETF。なぜ注目を集めるのか、具体的にどんな仕組みの商品なのかを見ていきましょう!

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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2010年夏、カブドットコム証券や楽天証券では、ETFの取引手数料無料(もしくはキャッシュバック)キャンペーンを実施。証券会社が指定したETFには限定されますが、ボーナスキャンペーンに合わせた手数料引き下げ合戦は、いまだに記憶の新しいところです。

こんなにも話題になるETF、一体どのようなな仕組みの商品なのでしょうか?

ETFは、正式名称を「株価指数連動型上場投資信託」と言います。

テレビのニュースなどで、「今日のTOPIX(東証株価指数)は~、日経平均株価は~でした」などのコメントが毎日流れています。そのため、耳にしたことがあるという人も多いのではないかと思います。このような指数を投資対象としているのがETFです。

ETFとは?

一般的な投資信託には、ファンドマネージャーに運用を任せる「アクティブ型」と、株式市場などのインデックス指数に連動する「インデックス型」があります。ETFは株価指数を投資対象としているため、インデックスファンドとよく比較されます。

しかし、ETFは投資信託ではありますが、一般的な投資信託とは取引方法が異なります。ETFの取引は、投資信託の取引よりも株式投資と似ているのです。

インデックスファンドの場合、取引終了後でなければ基準価額が決まらず、概算しかわかりません。はっきりと金額がわかるのは、4営業日後です。

一方、ETFは、株式同様に証券取引所に上場されていて、証券コードも存在します。そのため、注文はリアルタイムの価格で自由に取引することができます。もちろん、成行注文も指値注文も可能です。そのため、売買の需給関係で取引価格が決まります。

さらに、ETFの手数料は、一般的な投資信託に比べて割安に設定されていますし、税金についても、株式と同じように優遇措置を受けることができます。

さらに、ETFは、一般的な投資信託とは異なり、株式と同じように信用取引を行うこともできます。そのため、さらに相場が下落すると予測するならば空売りをすることもできる点が特徴と言えます。

ETFの取引は、投資信託よりも株式投資とほぼ同じようになっています。ですから、株式投資の経験がある人であれば、比較的簡単にETFを取引できるようになるでしょう。

次のページでは、ETFの種類や儲けるための秘訣について解説していきます。

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