阪急は阪神株を930円でTOB
株価の動きだけでなく、村上氏の動きにも注目が集まりそうです。 |
ちなみに、もし阪急が阪神株の45%を取得するとなると、その資金は約1,760億円にもなります!
今後阪神株はどうなるのかというと、1株に対して阪急株1.4株の割合で交換します。したがって阪神株を持っていても、その価値がゼロになることはないのです。そして阪神は上場廃止となってしまいますが、新しく「阪急阪神ホールディングス」ができるということになるのです。
村上ファンドがTOBに応じたら、利益額はいくらになる?
さて、気になる村上ファンドですが、もしTOBに応じた場合は、一体どのくらいの利益が出るのでしょうか。村上ファンドの阪神株平均取得額は700円近辺だとされています。保有株式は発行済株式の約47%にあたります。阪神の株式数は421,652,422株、その47%は198,176,638株で約2億株です。仮に阪神株を700円で保有していると考えると、これを930円で売る場合、450億円以上の利益が出る計算になります。
今現在村上ファンドはTOBに応じていませんし、TOBが成立するかどうかもわかりません。今後の動向が気になるところです。
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